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山上呂色工房では漆器の呂色作業・修理を承っております。

TEL. 0768-22-2334

〒928-0077 石川県 輪島市 鳳至町上町12-2

サービス/製品一覧ROIRO GUIDE

呂色の説明

堅牢な輪島塗の漆器が完成するまでには124もの工程があり様々な職人を手をくぐり生み出されます。

呂色はその工程の中でも最終工程に近い仕事です。
その存在は一見、地味な仕事に見えますが実は、加飾を美しく見せる為のとても重要な仕事を担っています。

「呂色職人」と一言で表現されますが職人によってその内容はさらにいくつかに分かれます。
一般的には、塗面を駿河炭で平坦に研ぎ込み、研磨、生漆をかけ乾燥後再び手で磨き上げる作業を繰り返し鏡面仕立てにする仕事が一般的に知られております。
また蒔絵を付ける前段階として炭で塗面を平坦にする「蒔絵下」という仕事もこれに含まれます。
他には、石目塗や「蒔き物」と言われるアワビ貝、金粉、銀粉、梨子地鈖、乾漆粉、炭粉などを蒔いて研ぎだし仕上げるものあります。

美しく堅牢な漆器を作り上げる陰にはこういった地味な作業を確実に重ねていく確かな職人の技と経験こそが最も重要なのです。
そして、漆器の修理においてもそういった表には見えない部分を知り尽くした呂色職人だからこそ確かな修理が出来るのです。

    錫梨子地
「金梨子地」    「錫梨子地」
 青貝塗    金平目
 「青貝塗」    「金平目」
石目塗    
  「貝石目塗」    「石目塗」



道具・材料一覧

道具材料イメージ

「駿河炭」

漆器の研ぎには欠かせない、「駿河炭」
上等な駿河炭はとても貴重で年々、入手が難しくなってきています。






道具材料イメージ

「炭研ぎ」
炭研ぎ作業は傷がつかない上質な駿河炭を選び形を整えて使います。







材料道具イメージ

「モスリン」

炭研ぎの細かな傷と取る際、コンパウンドを付けて研磨する布にはモスリンを使います。
美しい絵鏡面仕上がりにするためには炭研ぎを始めこの作業でしっかりと細かな傷を取っておくことが重要です。






材料道具イメージ
機械バフを使う職人もいますが当店ではできる限り手作業で傷を落としていきます。












材料道具イメージ

「生漆(日本産」

当工房では摺り漆にも拘って、純国産生漆を使っています。



材料道具イメージ

「本乾漆粉」

漆を乾燥させて粉状にした物を乾漆粉と呼びます。これを漆器に蒔きつけて仕上げる手法もあります。





バナースペース

山上呂色工房

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石川県 輪島市 鳳至町上町12-2

TEL 0768-22-2334
FAX 0768-22-2334

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